体操女子のパリオリンピック日本代表の宮田笙子選手が、パリオリンピック出場を辞退するというニュースが話題となっていますね。
そして、補欠としてパリオリンピックの直前合宿に参加していた杉原愛子選手にも注目が集まっています。
現時点では、オリンピック規定に合わず、杉原愛子選手の繰り上がり出場は厳しいと言われています。
杉原愛子選手は、前回の東京オリンピック後に一度引退しましたが、昨年6月の全日本種目別選手権で復帰をして、パリオリンピックへの出場を本格的に目指していました。
そこで今回は、杉原愛子の身長体重などのプロフィールや高校について、そして引退理由や復帰についてもお伝えしていきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
杉原愛子の身長体重について
まずは、杉原愛子選手の身長体重を伝えします。
杉原愛子選手の身長体重は、身長152cm体重44kgです。
杉原愛子選手のプロフィール
- 名前:杉原愛子(すぎはら あいこ)
- 生年月日:1999年9月19日(24歳)
- 出身地:大阪府東大阪市
- 所属:株式会社TRyAS代表
杉原愛子の高校について
続いて杉原愛子選手の高校についてお伝えします。
杉原愛子選手の高校は、梅花高等高校(大阪)・藤村女子高等高校(東京)です。
幼稚園児の時に姉の影響で体操をはじめた
杉原愛子選手が体操を始めたのは4歳で、体操をしていた姉をみて「楽しそう!」と思ったのがきっかけだったそうです。
また、杉原愛子選手の兄も体操経験者だそうです。
そして両親ともに体操経験者で、父の勝さんは東大阪市消防局に勤務する元体操選手で、母の智里さんは体操を引退後は審判員として活躍していました。
体操一家の父勝さんが、杉原愛子選手の幼少期について次のように話しています。
杉原愛子選手の父勝さんのインタビュー記事(2015年)
「教えていないのに幼稚園の頃には鉄棒の逆上がりができた」と勝さん。抜群の跳躍を生む脚力について「子どもの頃は縄跳びが好きで、何重跳びとかを友だちと競い合いながらやっていたのが、今につながったのかも」と話していた。
引用元:日刊スポーツ
中学3年生で全日本ジュニア全日本ジュニア個人総合優勝
小学4年生で羽衣体操クラブ(大阪・泉大津市)に移籍した杉原愛子選手は、中学3年生の時にアジアジュニア体操競技選手権大会で団体優勝、個人総合2位になりました。
また、同年の全日本ジュニア体操競技選手権大会では個人総合優勝してから、国内主要大会で成績上位のトップ選手となりました!
そして中学3年生で日本代表に選ばれると、2021年東京オリンピックまでの間、女子体操日本代表選手として活躍し続けました。
杉原愛子選手は中学生の時から現在に至るまで、体操女子日本代表に欠かせない存在になったのですね!
高校2年生でリオデジャネイロオリンピック2016に出場
杉原愛子選手は、より良い環境で体操をするために、2016年4月に大阪の高校から東京に引っ越しました。
アテネ五輪金メダリストで朝日生命体操クラブの塚原直也氏から指導を受けるためだったそうです。
そして、高校2年生で初めて出場した2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、48年ぶりとなる女子団体4位入賞に貢献しました!
2017年カナダのモントリオールで行われた世界選手権決勝の平均台で「足持ち2回ターン」という難技を世界で初めて成功させて、「スギハラ」という名前がついています。
そして杉原愛子選手は2018年末に朝日生命体操クラブを退部して地元関西に拠点を移し、武庫川女子大学短期大学部健康・スポーツ学科に入学します。
2021年、東京オリンピックの代表入りをかけて臨んだ全日本で4位、NHK杯でも4位に入って、2大会連続のオリンピック代表に内定しました。
杉原愛子の引退理由は
続いて杉原愛子選手の引退の理由についてお伝えします。
杉原愛子選手は、東京オリンピック翌年の2022年に全日本とNHK杯をケガの治療のため欠場して、選手として第一線から退くことを自身のインスタグラムで発表しました。
「人生をかけて挑んだ2020東京オリンピックが終わった後、身体的コンディションや気持ちのモチベーションの維持が難しくなってきたのがきっかけです」と記しています。
その中では「引退という言葉を使わず、一区切り」という表現を使っています。
杉原愛子選手は体操の魅力を広めるため、各地でエキシビションや講演などを行ったり、試合のレポーターや解説者としてセカンドキャリアの道を進むということでした。
指導者としてオリンピック選手の育成に力を注ぐ
そして、杉原愛子選手は翌年2023年に出身大学の武庫川女子大学体操部の強化コーチに就任しました。
指導者としてオリンピック選手の育成に力を注ぐ杉原愛子選手が、過去のインタビューで次のように話しています。
杉原愛子選手のインタビュー記事
現在は体操の普及活動を行いながら、選手兼学生コーチという立場の杉原さん。今後は普及活動を継続しつつ、指導者の道を目指していく。早速、10月からは公認体操コーチの資格取得に向けた勉強が始まったが、審判の知識も必要だと審判の資格取得も考えている。さらに、それだけで終わらないのが、実に杉原さんらしい。いずれは、「国際体操連盟(FIG)の役員にもなりたい」という夢があり、そのために「今、英語を勉強している」という。
競技生活に「一区切り」をつけてから週に行うトレーニングの回数は減ったが、真摯に体操に打ち込む姿は全く変わっていない。今は、自身の演技で体操の魅力を知ってもらうことに重点を置いている。「体操を知らない方にもその魅力を知ってもらって、例えば子どもたちが私を目指して体操をやりたいとか、それが体操の普及に繋がるのかなと思って活動しています」
大好きな体操の普及と指導。10代の頃から女子体操界の先頭を走り続けてきた杉原さんは今、ようやくプレッシャーから解き放たれて大好きな体操を心から楽しんでいる。「もちろん以前から体操は大好きですけど、今の方が自分の観せたいものだけを観せる、楽しいことだけをやることができています」と満面の笑みを浮かべた。
引用元:GROWIMG
スポーツとエンタメの融合を目指して会社を設立
また、杉原愛子選手は2023年9月に体操をもっと広めたい、楽しんでもらいたいという想いを込めて株式会社トライアスを設立しました。
杉原愛子選手は、地方の体操クラブの合宿で指導をしたり、解説者やレポーターとしてメディアに出演するなど活動しています。
そして杉原愛子選手は日本初のスパッツ型レオタード「AiTard(アイタード)」をプロデュースしています。
アイタードは、公式大会でも着用可能で、太もも上部を生地が覆う形状のショート丈になっています。
そのため「下着が見える」心配を解消して日々の練習や試合本番でのストレスを軽減できて、体操女子選手の悩みに寄り添った体操ユニフォームです。
杉原愛子選手プロデュースの「AiTard(アイタード)」公式インスタグラムはこちらです。
また、杉原愛子選手は今年の6月に体操の魅力を発信する3ヶ月限定ユニットJts CheerZを結成しました。
杉原愛子選手をはじめ個性豊かなメンバーが、体操の美しさや楽しさ、体操情報、体操競技の見方、応援方法など、動画やLIVE配信を使って発信しています。
Jts CheerZ公式サイトはこちらです。
杉原愛子の復帰について
そして杉原愛子選手の復帰についてお伝えします。
杉原愛子選手はセカンドキャリアを積んでいく中で、体操の魅力をもっと伝えていきたいという強い思いが現役復帰に繋がったそうです。
杉原愛子選手は、2022年に一線を引いた後も学生コーチとして選手の指導に当たりながら週に3回ほど体を動かすことを継続していました。
また、体操の普及活動としてのエキシビション出演のためというのはもちろんのこと、周囲からの「パリオリンピックを目指して欲しい」という声を選択肢のひとつとして残してトレーニングに励んでいたそうです。
杉原愛子選手は、2023年6月の全日本種目別選手権で1年ぶりに競技会に出場し、ゆかで見事優勝しました!
そして豊富な経験を持つ杉原愛子選手は、2023年6月の全日本で優勝後、現役選手としても力を入れていくとインタビューで次のように話していました。
杉原愛子選手のインタビュー記事(2023年6月)
「コーチ業や審判、エキシビション出演などいろいろなことをさせてもらっている中で、今回は選手として大会に出て“二刀流”をアピールすることはできたのではないかと思います。次は9月の全日本シニア選手権で個人総合にまた戻れるように、指導しながらも自分の練習もしっかり怪我のないようにやっていけたらいい。これという目標はまだないのですが、(4種目出場の個人総合という)目標に向かってまた新たに進んでいけるのは楽しみです」
引用元:Sports Graphic Number Web
この優勝がきっかけで、もう一度オリンピックを目指す原動力となったそうです!
杉原愛子選手は、2023年11月に自身のインスタグラムで、次のように報告をしています。
杉原愛子選手公式インスタグラムでの報告(2023年11月)
「いつも応援ありがとうございます。東京オリンピックの翌年、選手生活に一区切りをつけましたが、来年のパリオリンピックを目指す決心をしました」
「色んな立場で体操に関わってみて、改めて体操の魅力を沢山の人に伝えたい、オリンピックに向けてもう一度チャレンジしたいと強く思ったのが挑戦の理由です。これからも応援よろしくお願いします」
引用元:杉原愛子公式インスタグラム
まとめ
今回は、杉原愛子の身長体重などのプロフィールや高校について、そして引退理由や復帰についてもお伝えしました。
両親、兄や姉も体操経験者という体操一家で育った杉原愛子選手は、体操のために高校生の時に東京に拠点を移して2大会連続のオリンピック代表選手になりました。
そして杉原愛子選手は、一度は現役を引退しましたが、「区切り」という表現で体操コーチをしたり、会社を設立したりとセカントキャリアを積んで現役に復帰しましたね。
公式インスタグラムでは杉原愛子選手のとても楽しそうな体操の様子やキラキラした笑顔がたくさんみられます。
杉原愛子選手が心から体操が大好きだということが伝わってきますよね!
今後の杉原愛子選手の活躍を応援していきたいです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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